チャールズ川大掃除ボランティアを取材~日本人MBA祝卒業大マツケンサンバ大会!
朝からどんよりとした雲がたれこめる中、向かった先はチャールズリバーの土手。きょうは「地球の日」を記念して、「6th annual Charles River Cleanup」というボランティアによる川のゴミ拾いを取材。来週の月曜日にTVマガジンのクラスでスタジオ発表する為の取材VTR作りである。早朝9時の川べりには、すでに地元TV局全てのカメラがスタンバイしていた。マサチューセッツ州知事ミット•ロムニー氏が毎年ゴミ拾いに参加をするので、その取材のためだ。
突然始まった州知事の囲みインタビューに何とか大学のマイクをつっこむことに成功した。CBS系列の地元局、チャンネル4のカメラマンに頭を小突かれそうになったが、ボストン大学のVX2000を抱えた私は、ポジション争いに勝ったぜ。いえーい。知事は「川を守る為には我々一人一人が定期的にゴミを拾わなければ、ですよね?」など政治家らしいコメントをさわやかに述べた後、写真のような赤いブルゾンにGパンというラフな服装で、早速川べりのごみ拾いをはじめた。
続いて土手を歩いて、ボランティアのコメントを突撃インタビュー。お揃いのTシャツを着て、23の町から大学生や子供達がゴム手袋をはめて黙々とゴミを拾っていく。
参加したボランティアの数は1000人。川にはいろいろなものが落ちていて、ペットボトルやお菓子のパッケージなどが一番多かった。変わり種では、ベッドのマットレスや、スーパーのショッピングカートなんてのもあったそうだ。
この後、地球の日にちなんで野外音楽広場で行われた「アースデーフェスティバル」を取材。風力発電や、スクラッチくじのリサイクル、環境保護を訴える自動車プレートなどのブースをそれぞれ回って、コメントを撮ったりした。
心配していた雨が本降りになって来た午後、チャールズ川水資源協会というNGOの環境運動家で、「チャールズリバークリーンアップ」イベントを企画したアナ•エレリアさんに土手でインタビュ−をした。なぜこのイベントを企画したのか、チャールズ川の水資源の状態はいまどれほどなのか、川の環境を保護する為に我々が何をできるのかなどをアナに語ってもらった。
このインタビュー、アナは約束の時間に1時間以上遅れてくるし、雨が降っているから予定していた場所を変えなければならなかったし、とりあえず見つけたインタビュー場所であるハーバード大のボート部のテントはわれわれがインタビューを終える前に撤去されそうになるし、波乱続きであった。しかし、アナさんは女性ながら水資源の保護について修士号を持っている興味深い運動家、しかもアジア系アメリカ人でビジュアル的にも面白い。どうしても彼女に川べりで話を聞きたかったので、雨の中震えながらがんばった。なにしろ、暖かいと思って薄着で取材に出かけたら、雨のせいで寒いのなんの。へーくしょん。
さて、くしゃみをしている場合ではない。きょうはさらにイベントがある。。この美しい建物は、日本人女性「Tおばさん」が経営しているB&B。ここで、日本人MBAの方々を中心にした、「卒業大宴会」があるのだ。きょうはパーティー参加の他、カメラマンとしてイベントを記録する係となっている。
約束の時間に遅れる事30分以上。いるいる。3フロアある「おばさんの家」は総勢50人前後の日本人でいっぱい。焼き肉や寿司をほおばりながら、日本のS電機から来ているMBA生、T部長とともに参加者にインタビューをしていく。「ボストンで印象に残っているところはどこですか」日本人はなかなかマイクを向けてもコメントをうまくいえない人が多いなあ、と驚く。アメリカ人なら、通りで知らない人にマイクを向けても、驚くほど流暢な答えが返ってくることが毎回普通だからである。パーティーには盛りだくさんのイベントが用意されている。まずアトラクションその1は、バークリー音楽院の日本人学生によるバックバンドが生伴奏する、カラオケ。12人以上が1曲1曲、日本の歌を熱唱した。客席の熱気で、予定外の休憩を入れなければならないほど、盛り上がる。
途中バークリー音楽院の教授である竹中真先生のジャズピアノ演奏があった。日本の「桜」をアレンジしたものなど2曲。いいものを見せていただいた。このあと竹中教授のCD即売&サイン会が開催された。
本日のメインイベント、それは「マツケンサンバダンス大会」。S電機のMBA生、Fさんが「みんなで楽しめるダンスを」と、わざわざ振り付けビデオを日本から取り寄せて企画した。腰元ダンサー用に手作りでバトンも作った。この人たちは、本当に昨日までMBAの勉強をしていたのだろうか、と思うくらい完璧な準備ぶり。。(失礼!)
このサンバ大会、ただものではない。おかしいのは、卒業の決まった人たちが、大学の卒業ガウン姿で踊るところ。「本番」の前に、ダンス参加者総勢40人あまりが、振り付けビデオを見ながらリハーサルを行った。私もカメラを回しつつ、あまりに楽しそうなので、リハーサルに参加して踊ってみた。
「それでは本番行きまーす!」宴が始まってからかれこれ5時間以上経過したとき、とうとうメインイベント「マツケンサンバ大会」がはじまった。オープニングにあわせて、マツケン役の卒業生が入場してくる。それを手作りバトンを振って迎える「腰元ダンサーズ」。みんな笑顔だ。「キックとんとん、キックとんとん!」途中難しいサンバのステップは、こんなかけ声をかけながら、なんとか2番まで、合計2回もサンバを踊ってあせだくだくになった。「オーレ!」最後はみんなで不思議な一体感の中で、サンバ大会は幕を閉じた。TおばさんのB&Bの歴史は古いそうだが、その中でも総勢40人あまりもの日本人が、赤いガウン姿でサンバを踊った、というのは前代未聞だそうだ。ボストン市内でもかなり珍しいイベントの一つに入るだろう。私はしっかりとカメラで記録した。数週間後に帰国する卒業生のために、軽く編集をして記念に渡す事になった。
さすがに朝の知事、午後雨の中のNGOの取材と立て続けに宿題をしてからここへ来たので、サンバ大会が終わった段階で、疲労困憊、思わずうとうとし始めた私だが、地下ではカラオケ大会第2弾が始まった。バークリーの学生さんも帰ったので、今度は通信カラオケなんだという。まるきりここは日本?という錯覚に陥りながら、廊下においてあったソファで「昼寝」をしながら宴に参加する。。ばか騒ぎも彼らと出来るのはこれが最後。この宴会、終了したのは午前2時すぎであった。




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